De Bartoli Integer Zibibbo '21

デ・バルトリ 
インテジェル ズィビッボ


【作り手について】
紀元前から多くの支配者によってその都度街の姿を変えてきた、シチリア島の西部トラーパニ県のマルサーラで1978年に創業したデ・バルトリ。
フランスにルーツがある母ジョセフィーンから、2世紀以上に渡ってブドウが栽培されてきたバーリオ・サンペーリ(サンペーリ荘園:由緒正しい農場に伝わる伝統的な建物と農園)を、農学の学位とレーシングカーへの情熱を持った若きマルコが引き継ぐ形でワイナリーは始められました。
ワイン法によって歪められた現代のマルサーラに抗議する形で、地域性に焦点の合った真のマルサーラともいうべきヴェッキオ・サンペーリを1980年に初リリース。
ワイナリー創業にあたり、マルコが親戚、近隣の農家、廃業してしまったワイナリーから買い集めたワインは20万リットルにおよび(750ml換算で26万本相当)、中には1903年や1958年などのヴィンテージも存在し、40年経った今でも樽で熟成されています。
1984年にパンテッレリーア島(シチリア本島とチュニジアのほぼ中間地点にある島)にある南西向き、標高200mのブックラム(アラブ語で“ブドウ畑の父”の意)という地区に5へクタールの畑と、1700年代に建てられたこの島独特の建築様式の家屋ダンムーゾを取得し、ワイナリーを始めました。
1986年にパッシート、1989年からは北東向きの標高400mの畑でズィビッボの栽培を始め、1991年頃からピエトラネーラとグラッポリ・デル・グリッロというスティルワインの生産も開始します。
2009年からは長男レナートがTerzavia(テルツァヴィーア、“3つ目の道”の意)という名前の別会社を立ち上げ、スプマンテの生産を始めます。
2011年にマルコが亡くなってからは、レナート、セバスティアーノ、ジュゼッピーナがマルコの遺志を引き継ぎ、世界でも類を見ないこのワイナリーを運営し、マルサーラに11.5ヘクタール、パンテッレリーアに6.5ヘクタールの畑でブドウを有機農法で栽培、年間約10万本をボトリングしています。

【ワインについて】
ラテン語で“元のままの”“構成部分を全て含んだ”を意味するインテジェル・シリーズ。
ワイナリー隣接する区画であるブックラムの2番生りのズィビッボを皮ごと使用し、使い古しのオーク樽とテラコッタのアンフォラで10日間ほどのマセレーションとアルコール醗酵を行う。
一切ピジャージュもリモンタージュも行わず、アルコール生成時に発生した二酸化炭素により押し上げられて空気に触れてしまった皮を段階的に取り除いていくという特殊な手法を採用している。
澱引きの後、同じ容器で約1年間の熟成を行い、二酸化硫黄無添加でボトリング。


イタリア/シチリア
ズィビッボ
販売価格 5,480円(税込6,028円)
在庫数
SOLD OUT

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