DM. Fond Cypres Retour de Millan '24

ドメーヌ・フォン・シプレ 
ルトゥール・ド・ミラン


【作り手について】
フォン・シプレの劇的な発展のきっかけ…それは偉大なるフレッデリック・コサールの醸造アドバイスだった。
フレッドから「レティシアはセンスがある!」と、かつてコラボワインを手掛けた時から一目置かれていた。
彼女自身も、当時から SO2 無添加の完成度の高いワインをつくりたいと思っていたが、なかなか思うようなワインがつくれず、いつも悪戦苦闘の連続だった。
SO2無添加ワインにチャレンジするに当たり、精神的な後ろ盾となっていたのがフレッドのワインだった。
父親の反対にもあい、自信喪失気味になっていた彼女を見るに見かねて、助け船を出したのがフレッドだった。
「ある時、フレッドと一緒に食事をして、彼が醸造のポイントを詳細に語ってくれた時に『これだ!』と直感した!」と彼女は言う。
「たとえば、樽の扱いひとつをとっても、我々とフレッドの感覚は全く違う。彼は、樽にワインを入れる直前に、その入れるワインを使って樽を一度リンスする。
こんな地味で面倒な作業は、ラングドックでは正直誰も行わない!」収穫時にブドウの pH に注目する点や、赤ワインでも適度なガスを残すこと等々、フレッドの醸造ディテールに対するこだわりは、彼女にとって全て目からうろこの落ちるような大きな発見だった。
2011 年ミレジムから醸造ノウハウを取り入れた彼女は、今までの鬱憤を晴らすかのように、SO2 無添加で完成度の高いワインをつくり上げることに成功する!
何よりもこのワインの激変に一番興奮しているのは、アドバイスを送ったフレッド本人だった!
彼曰く、「ちょっとしたアドバイスのつもりで彼女に醸造のコツを教えたが、まさかここまで素晴らしいワインをつくってくるとは想像していなかった!」とあらためて彼女のセンスに感服していた。
現在、「SO2 無添加のワインを如何にしてつくるか?」というレベルを卒業し、もう一段上の「SO2 無添加のワインで如何にテロワールを表現できるか?」というレベルを目指すレティシア。
今の彼女は自信と笑顔に満ちあふれている!
2010 年に会った頃の面影はもうない。
フレッドの助言から彼女の感性が大きく開花したラングドックのシンデレラワイン!
これからの活躍がとても楽しみだ。

【ワインについて】
ミラノでのワインサロンに参加し、イタリアのミュスカのマセラシオンワインに感銘を受け、そのアイデアを持ち帰りつくり上げたことから Retour de Millan(ミラノからの帰途)と名付けたフォン・シプレのオレンジワイン。
2024年は、2022年の霜害と干ばつの影響を受け、収量が激減した試練の年だった。
スタート時点からすでにブドウの房数が少なかったことにより成熟スピードが加速し、8月末の早期収穫にもかかわらず、潜在アルコール度数は 16%に迫る勢いで上昇した。
醸造は、度数の高いブドウのエネルギーに負けないようにマセラシオン期間を6ヶ月と長めに醸しを施した。
出来上がったワインは、香りが華やかかつ味わいがふくよかで、アルコール由来のまろやかな甘みを感じるくらい、重厚で厚みのある仕上がりとなっている。
力強くパワフルなスタイルながら、その豊かなボリュームを支えるミネラルとタンニンがしっかりと骨格を形成し、立体感とメリハリの効いた味わいを生み出している。
ロドルフ曰く、今飲むなら食事と一緒に楽しむのがおすすめ。
そうでなければ、あと 5 年ほど寝かせて、タンニンとミネラルがこなれた完成形をぜひ味わってほしいとのこと。
ちなみに、フォン・シプレの近隣の友人にタイ人が営む中華レストランがあり、レティシアによればルトゥール・ド・ミランは中華料理との相性が抜群なのだそうだ。


フランス/ラングドック
ミュスカ・プティ・グレン80%、ル・ブラン・デ・ガレンヌ20%
販売価格 6,300円(税込6,930円)
在庫数
SOLD OUT

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