Pierre-Olivier Bonhomme CMPS '21

ピエール=オリヴィエ・ボノーム 
セー・エム・ペー・エス


【作り手について】
現オーナーであるボノームは2004年、弱冠18歳の時にル・クロ・デュ・テュ=ブッフの収穫に参加したのをきっかけにワインの世界に⼊る。
その時はまだ学⽣で、ワインの知識もほとんどなく、収穫に参加した理由もただお⾦を稼ぐことが⽬的だった。
だが、作業の飲み込みが早く判断⼒があり、おまけに⼒持ちであった彼は、ティエリにその才能を⾒いだされ、ティエリから共同経営者を前提にネゴシアンにスカウトされる。
18歳なのに!
木こりの様な大男、ボノーム君は2006年から2008年までアンボワーズのワイン学校に通いながらティエリのネゴシアンで経験を積む。
2009年(23歳!)、彼は3haの畑を所有し、それを機にティエリもネゴシアンの名前を「ティエリ・ピュズラ」から「ピュズラ=ボノーム」に変更し共同経営をスタートさせる。
2011年、ボノームはさらに 3 ha の畑を所有し徐々に拡⼤を図る。
同時に、ティエリはこの頃からボノームにネゴシアンの仕事を全て任せ、彼⾃⾝はル・クロ・デュ・テュエ=ブッフに専念し始める。
2014年末(28歳!)、ティエリが正式にネゴシアン事業から離れ、ピエール=オリヴィエ・ボノームが100%経営を引継ぎ現在に⾄る。
既にワイン生産者歴20年弱という末恐ろしい可能性を持った男。
いつか偉大な師匠を超える日が来る?
そう期待せずには居られない逸材です。

【ワインについて】
2021年は雨が多く、春の遅霜とミルデューの被害により収量が激減した厳しい年。
特にシャルドネは、前年からビオブドウ栽培者ドビュアンと交渉し4年ぶりに0.5ha分買う手配をしていたが最終的な収量はわずかに2hLしか取れなかった。
シャルドネとその他収量の少ない区画のブドウをかき集めて造ったのがこのセー・エム・ペー・エスだ。
醸造は、ソーヴィニョンを最初にプレスしてそのジュースの中に全房のシャルドネを入れ、その後晩熟の全房のムニュピノを漬け込みアンフュージョンで仕込んだ。
ボノーム曰く、当初はファイバータンクで熟成させるつもりだったが、アンフュージョンしたてのワインに強烈な還元臭があったので、急きょ樽を使用。
樽で熟成させ還元が落ち着くまでに17ヶ月を要した。
出来上がったワインは、全房のブドウを漬け込んだと言っても味わい的にはマセラシオンではなくほぼ白ワイン。
みずみずしくフレッシュなエキスの中に複雑な旨味がぎっしりと詰まっていて、これがアルコール度数11%のスレンダーなワインとは到底思えない飲みごたえのある味わいに仕上がっている。
厳しいミレジムでもブドウの特性を生かしながらこういう驚くほど繊細でインパクトのあるワインをつくれるボノームは、もう天才としか言いようがない!


フランス/ロワール
シャルドネ30%、ムニュ・ピノ30%、ソーヴィニョン・ブラン40%
販売価格 4,720円(税込5,192円)
在庫数
SOLD OUT

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