Panevino GIROQUADRO '20

パーネヴィーノ 
ジロクアードロ


【作り手について】
現当主ジャンフランコ・マンカは、代々受け継がれてきた畑でのブドウ栽培を1986年から彼自身で手がけ始め、1994年からは公式にワイナリーとしての活動を始める。
標高450mから700mまで、土壌も火山岩質から粘土-片岩質と様々な特性の、5つの区画に合計3ヘクタールの畑を持ち、サルデーニャの土着品種を栽培する(カンノナウ、ムリステッル、カニュラーリ、カリニャーノ、モニカ、モレットゥ、ジロ、モスカート、マルヴァジーア、ヴェルメンティーノ、セミダーノ、ヌラーグス)。
樹齢も品種、区画によっては100年を超えるものも。
大地、人、その他の生命に対して最大限の敬意を払うべく、畑では一切の施肥を行わず、畑に自生する草を鋤き込むことで緑肥として利用しているほか、ボルドー液さえも使用せず、細かい粉末状の土と硫黄を混ぜたものを農薬代わりに6月に1度(年、畑によっては一度も撒かない)する以外には一切何も畑には散布しない。
ワイナリーでも、醸造からボトリングまでの全ての工程で一切の薬剤を使用しない。
ワイン生産以外に、パン屋も生業としており、地元の無農薬の粉を使い、代々受け継いできた自然発酵種(小麦粉が勝手に醗酵したもの、とでも言えば良いのでしょうか)をもとにを、薪釜でパンを焼いている。
ブドウ以外にもオリーヴ、野菜、フルーツ、穀物を栽培し、それらは彼が経営するアグリトゥリズモで供される。
Vini Naturali(ナチュラル ワイン)という言葉に対して、”そもそもワインとはブドウだけで造る、極めてナチュラルなものなわけで、ワインにナチュラルななどという形容詞を付ける事自体が間違っている”と言い放つジャンフランコが考え出した、ナチュラルワインでも、ビオワインでも、自然派ワインでも、有機ワインでもない言葉、それがVini Liberi(自由な、何の束縛もない、ブドウ以外の何物も使用しないワイン)。

【ワインについて】
ジロトンドは「手をつなぎ輪になって歌いながら、ぐるぐる回る子供の遊戯」という意味の単語なのですが、もともとはジロ(回転)とトンド(丸い)という2つの単語を合体させてできた言葉。
ジロという名前のブドウを使ったワインであることと、遊び心を大切にするジャンフランコの精神を体現したような名前を・・・と考えた時に思いついたのがジロトンドでした。

で、今回はトンド(丸)ではなくクアードロ(四角)・・・。
曰く、ジロトンドをカニュラーリのモスト/ワイン(醗酵途中のモスト?)で“補正した”ワインとの事・・・。

「無秩序(=自由)な表現を、完璧(合理的/理性的)なブドウで“補正する”ことで合理化/理性化しようとする事が、いかに無駄な試みかを、合理性や論理性を象徴する“四角”や“額縁”を意味するクアードロと、無秩序の象徴的存在ともいえる角や頂点のない円や渦(トンド)などで言葉遊びをすることで表現しようとした。」そうです・・・。
本当にジャンフランコ語は難解ですよね・・・(笑)。
つまりのところ、ジロトンドといった圧倒的な個性を備えたワインに、ほんの少し他のワイン/モストを入れたところで、その個性を押さえつけたり、消し去ることなどできない・・・という事が言いたいのかと。
ではなんでカニュラーリのワイン/モストを入れたのかといえば・・・ジロトンドの入った樽を満たすためだったと・・・


イタリア/サルデーニャ
ジロ、モスカート、カニュラーリ
販売価格 7,140円(税込7,854円)
在庫数
SOLD OUT

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