トム・ショブルック
オッタントット


【作り手について】
今回より、正規輸入元がワインダイヤモンズ（株）様から、（株）ヴィナイオータ様へ変更となりました。
ワインダイヤモンズ（株）尾崎様からの、感動に値する惜別の言葉をそのまま、ここに転記させて頂きます。

既にご存じの方々も多くいらっしゃる事と思いますが、2013年からワインダイヤモンズのポートフォリオに加わってくれていたTom Shobbrook【トム ショブルック】の弊社輸入販売が終了し、彼の新しいパートナーとしてヴィナイオータ様へとエクスクルーシヴが移動する運びとなりました。
彼からDear John Letter、所謂別れのメールが届いたのは昨年の9月。大きな戸惑いを感じつつも、初めてのガールフレンドと結婚をして純愛を貫く彼が、どう想いをしたためてメールを打ち込んだのかと考えると胸が強く痛みました。その上で、彼自身の気持ちを大切にして欲しいし、私はそれを尊重したいと簡単に伝えさせて頂きました。葛藤は未だにございますが、彼とは個人的にどちらかが死ぬまで親友でありたいなという気持ちのみが心に存在しております。
Tomは自宅裏に畑を開墾してから自社畑のフルーツに恵まれていません。過去4年にワインとして瓶詰出来たのは僅かマグナム数本分。実際に流通しているのは全て契約畑から得た買いブドウから生まれた苦心の作です。ワインダイヤモンズと比べて、彼の新しいパートナーは大きく資本力でも勝っていますし、彼が再び安定した生産ボリュームへと返り咲く力になってくれる可能性もあります。何と言っても、ヴィーノ ナチュラーレの黎明期から辛抱強く歩みを進めて来た力強いリーダーに率いられています。ワインと違って消費期限のある食品の輸入販売にさえも挑む姿勢は、正に業界のフロントランナーです。より大きな後ろ盾を得る事で、Tomは更に高く羽ばたけると思います。
Tom Shobbrookは弊社ワインダイヤモンズとは袂を分かちますが、海の様に深い愛情と燃える炎の様な情熱を以て、きっとこれからも素晴らしワインを作り続けてくれる事でしょう。
是非、今後もTom Shobbrook、彼の家族、そして彼のワインに熱いサポートをお願い致します。

【ワインについて】
1931年に植樹された樹齢90年超のシラーで造る、ショッブルックのトップキュヴェワイン。
参考までにですが、初ヴィンテージの2019年は2.2ヘクタールの畑から650kg（！）の収穫で、ブドウの粒があまりにも小さくて搾汁率も悪く、計算してみるとヘクタール当たり200リットル（！！！）ほどしかできないワインとの事…


オーストラリア/南オーストラリア
シラー