Le Petit Domaine de Gimios Muscat Sec Des Roumanis '21

ル・プティ・ドメーヌ・ド・ジミオ 
ミュスカ・セック デ・ルマニス


【作り手について】
アン・マリー・ラヴェイスと息⼦のピエールで 4.5ha の畑を管理している。
⾚⽩共に品種はサンソー、アリカント、テレット、ミュスカ・プティ・グレンなど⼟着のもののみで、ほとんどのブドウの樹が 100年を超えている。
彼⼥のブドウ畑のまわりには隣接する畑が無く、ビオディナミを実践するには格好のシチュエーションである。
フルーツ菜園農家だった経験を⽣かし、ブドウの樹ひとつひとつの観察には特に注意を払う。
草花との共存バランスを考え、⼟起こしを⼀切しない。ブドウ畑に散布するものはイラクサ等畑のまわりに⽣えている野⽣のハーブを煎じたものだけで、ボルドー液すら「畑には害」と撒くことはない・・・
それでいて、ブドウの病気にありがちなオイディオム等の病気がほとんど⾒られないという。
「何も特別なことはしていない。しなくてもブドウにきちんと⽿を傾けるとこのようなワインができるんだよ。」と彼⼥はウィンクした。
⾃然を観察すること・・・彼⼥のビオディナミ農法を学びに、遠⽅からはるばる視察に訪れるワイン⽣産者たちが後を絶たないが、彼⼥は彼らにも「⾃然を観察すること」の重要性しか説かないそうだ。
「マジックではない。何がどの時点で必要かは、観察することでよく⾒えてくる。」
彼⼥に本やマニュアルではないビオディナミの原点を垣間⾒た。

【ワインについて】
若木のミュスカでつくるミュスカ・ペット・ナットの収穫は8 月17日とミュスカ・セックよりも遅く、アルコール度数も12.5%と低かった。
ピエール曰く、畑自体は隣接しているのに、この年は樹齢100 年を超えるヴィエーユ・ヴィーニュと若木のブドウのポテンシャルの差がはっきりと出る面白い結果となったとのこと。
出来上がったワインは、香りからすでに香水のような官能的なアロマと潮のヨードを感じるブーケが複雑に合い舞い、美味しさの期待値が上がる。
酒質はピュアかつタイトで、アルコール度数 13.5%とは思えない、まるでブドウのミネラルだけが抽出されたようなクリスタル感あふれる味わいに仕上がっている。
2021年という試練の年でも、こういうシンプルかつ深みのあるワインをつくりあげてくるからジミオはやめられない!


フランス/ラングドック・ルーション
ミュスカ・プティ・グレン
販売価格 5,500円(税込6,050円)
在庫数
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