Adrien Dacquin Apremont '24

アドリアン・ダカン 
アンプルモン


【作り手について】
オーナーのアドリアン・ダカンは、祖父の代から続くブドウ栽培農家の家系で育った。
栽培農家とは言うが、当時の畑面積は1haと小さく、実際彼の祖父も父も当時は他の仕事を持ちながら兼業農家としてブドウをワイン農協に売っていた。
アドリアンは大学を卒業後、製図師として地図の製作会社に勤務する傍ら、週末や休日を利用し父親の畑仕事を手伝っていた。
2012年、彼が 30 歳を迎えた時に父親のジャケールを使って初めて個人消費用のワインを仕込み、それをきっかけにワインの世界にのめり込む。
2017年、父親が畑仕事の引退をほのめかしていた頃、アドリアンは剪定を学ぶ講習会で初めてジャン・イヴ・ペロンと出会った。
ジャン・イヴとその場で意気投合し、彼のワインづくりに感銘を受けたアドリアンは、父親を説得しブドウ販売をワイン農協からジャン・イヴに変え、それをきっかけに深い交流が始まった。
2018年、ジャン・イヴをきっかけにヴァンナチュールの世界を知った彼は、父親の引退を引き継ぐかたちで13年間働いた地図の会社を退職し、新たに 2.5ha の畑を取得して小さなドメーヌを立ち上げた。
彼は自分の性格を「生粋の Savoyard」(サヴォワイヤール:サヴォワで生まれ育った人)、つまり、物静かで人の意見には耳を傾けるが、一度「これだ!」と決めたことに関してはとても頑固と分析する。

【ワインについて】
サヴォワの白の代表格にして、ダカンのフラッグシップでもあるアプルモン。
2024年は、春の遅霜が収量に多少影響したが、全体的にはブドウが晩熟で、潜在アルコール度数は若干低かったものの、品質的にはじっくりと時間をかけてフェノールが熟した当たり年だった。
醸造には、ワインに清涼感と複雑味を与えるために、今回ステンレスタンク以外に、卵型のジャー(�Т錙砲噺澱�を使用し、発酵熟成を行なった。
出来上がったワインは、エキスがみずみずしく静謐で、優しい甘みにも似たまるで上品な昆布ダシを口に含んだかのような繊細なミネラル感と旨味があり、そのまま五臓六腑の奥まで染み入る。
限りなく上品で透明感のある味わいは、良い意味でまったく疲れを感じさせず、思わず何度でも口に運んでしまいそうな無限ループの危うさがある。
これぞ薄ウマの極致と言うべく、剥き出しの石灰だけを抽出したような究極のミネラル感がたまらない。


フランス/サヴォワ
ジャケール
販売価格 4,900円(税込5,390円)
在庫数 本
SOLD OUT

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