Simon Busser Vieilles Vignes '22

シモン・ビュッセー 
ヴィエイユ・ヴィーニュ


【作り手について】
オーナーであるシモン・ビュセーの父親は既にビオロジック栽培をしていましたが、醸造設備を持たなかったため収穫したぶどうは協同組合に販売していました。
父が所有し賃貸するぶどう畑の内、一番古い樹齢(1970年)の一部3haのぶどう畑を引き継いで2007年よりワイン造りを開始。
2007年の醸造は、近所でワイン造りをする知り合いの醸造設備を借りて仕込みました。
それまでワイン作りを手伝ったことはあっても、醸造学校に行ったこともなく、ワイナリーで働いたこともないシモンにとっては、試験的な仕込みであり、どちらかというとちょっとした興味程度のことでした。
知り合いである“近所のおじさん”のワイン作りを真似て作った初ビンテージは、SO2をあまり使わなかったという。
今風のテクニックを駆使しないことが幸いしたのでしょう。
その結果、ワイン作りとは、原料であるぶどう栽培と発酵という工程が必要な、奥が深く複雑で、内容の濃い点に興味がわいてワイナリーになる決心をしました。
夢は地中海の大平原「カマルグ」で乗馬をして暮らしたい、というほど馬が大好きなシモンは、どうせ農業をするのなら馬で耕そうと考えます。
友人を通して、馬でぶどう栽培をする蔵元として有名なロワールのオリヴィエ・クザンに出会い、手綱さばきの研修を受け、今ではボルドー液などの農薬散布以外は全て馬を使って栽培をするようになりました。
「馬は、大地と私の大切な友達。」とシモンは言います。

【ワインについて】
小石の多い粘土石灰質土壌の樹齢約60年の葡萄。
除梗して1ヶ月間マセラシオン。5000Lのフードルで14ヶ月間の発酵と熟成。
2018年ヴィンテージまで「ポリチネル」というワイン名でしたが、2019年ヴィンテージからワイン名とエチケットが一新されました。
僅かに紫がかった深紅の色合い。
ブラックベリーやカシスなどの黒系果実のリキュールを想わせる凝縮感に、かぐわしい紫の花々、土、お香などのニュアンスが加わり、若々しく華やかな印象と奥ゆかしさが調和した香りが漂います。
口に含むと引き締まった小気味よい酸が印象的なミディアムタッチ。
僅かに湿度を感じるしなやかなテクスチャー。
それでいて、瑞々しさや透明感を想わせつつ、清らかに喉を通ります。
緻密な果実味を張りのある酸が支え、徐々に土、クローブやカルダモン、コリアンダーなどのスパイスや、レーズンのコク深い風味などが重なり、旨みや奥深さが感じられる複雑な味わいが続きます。
この先の熟成によって、次第に赤い果実の風味や繊細さ、上品な雰囲気が引き出され、さらに魅力に溢れる味わいが際立ってくることでしょう。


フランス/シュド・ウエスト
マルベック
販売価格 4,400円(税込4,840円)
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