La Perdida O Trancado '18

ラ・ペルディーダ
オ・トランカード


【作り手について】
スペイン語で「失われてしまった」を意とするla Perdidaは、生産者Nacho GonzalezがGalicia地方のValdeorrasで2012から僅か300本のワイン作りからスタート したクラフトワイナリー。
生物学博士としての前職を離れた際に、祖母から猫の額ほどの「放棄された」畑をプレゼントして貰った事が発端となっています。
ガリシアは北西部スペインの中で最大面積を誇るワイン生産地区ですが、それだけ に傾斜の激しい畑では誰もブドウ作りをしなくなってしまった背景があります。
400年前のスペインではRibeiroやRibera Sacra、 Rias Baixasも含めたGalicia産のワインは人気絶頂の銘柄ばかり。
いつしかワイン産業は巨大化し、大企業によって運営される様になった同地はテクノロツーに呑み込まれてしまいました。
傾斜がきつく生産性の低い畑は誰見向きもしなくなったのです。
故にNachoの畑は50年前からフルーツを実らせなく なった完全なる無農薬の「見棄てられた」土地。だからこそ健全で美しい果実が今文字通り実っている訳です。
厳しく寒い冬と酷暑を迎える夏、そして四方を山に囲まれた彼の土地は常に多湿。
古樽とアンフォラをメインに仕立てるワインにはフロールが頻繁に発生しますが、 彼はそれを土地の味として飲み込み、決して除去したりしません。
菌も含めたヴァルテオラスの個性を大切にボトルの中へと閉じ込めてしまうのです。
Nachoの世界は唯一無二。ユニークで美味この上ない世界を楽しんで下さい。


【ワインについて】
ルーツは全てハンドピックで素手による徐梗。
そして5日間コールドソークの後に36時間以上 掛けてゆっくりとプレス。プレス後は使い古し たフレンチオークとクルミの樽に移してゆっくりと熟成に入ります。
面白いのはロゼと非常によく似たプロセスで、果皮や種子からのタンニンを過剰に抽出していない点にあるんですね。
しかしながら元来非常に濃密な「赤い」個性を 持ったブドウ品種をベースにしていますので、 熟したダークチェリーやレッドカラントの果実 味に溢れており実にチャーミングです。
かつ余 韻が長く塩気さえ感じさせてくれます。適度な力強さとエレガンス、多くの要素を満たす、ジェネラスで満足度の高い仕上がりです。
Cabernet Francのファンだったら確実に恋してしまうバッチですね。


スペイン/ヴァルテオラス
ガルナッチャ・ティントレラ、メンシア
販売価格 4,000円(税込4,400円)
在庫数
SOLD OUT

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