アンダース・フレデリック・スティーン　
ジャンピング・オン・ア・ケーブル・カー・トゥー・フェアー・ザ・ドリームズ・ゴー


【作り手について】
これまで、Foxy Foxy Nature Wild Lifeのドメーヌ名としてご案内しておりましたが、2016年ヴィンテージよりアンダース・フレデリック・スティーン個人の名前でリリースすることになりました。
Foxy Foxy Nature Wild Lifeを立ち上げたジャンマルク・ブリニョとアンダース・フレデリック・スティーンは、2015年の醸造を最期にそれぞれが違う道を歩むことになりました。
目指すワインのスタイルや価格帯などが微妙に異なり、考えの差を埋めることが難しいとお互いが判断したためです。
ジャンマルクは安い価格帯で多くの方々にとって親しみ易いものから、コアなファンが求める個性的なハイエンドモデルまでをいくつか造ることを提案していたのに対して、アンダースの考えは中間の価格帯で多くの人から受け入れられる、使い易いスタイルのワインを主体とすることでした。
アンダースは、「ジャンマルクは良い友人であり、ワイン造りについて沢山のことを教えてくれた恩人でもある。彼に対しては感謝の念に堪えない。」と述べています。

【ワインについて】
ローラン・バーンワルトのゲヴェルツトラミネール50%、ピノ・グリ50%を使用。
黄金色。ライチや白桃などを想わせる香り高い果実の香りに、ジャスミンや沈丁花などの魅力溢れる花々の香りが混ざります。芳香は強すぎることなく仄かな甘みや華やかさを感じさせます。
柔らかく優しいタッチで芳醇な風味がゆっくりと広がり、徐々に柑橘のピールのような爽やかさを伴うほろ苦さが現れアクセントを与えます。
また、軽く酸化させたことにより旨味感が格段にアップしているように感じ、乳酸的なまろやかさと共に味わい深さをもたらします。
アルコール表記は15%と高めですが、伸びやかで芯のある酸があり果実味などとバランスが取れていることで、突出したアルコール感や収斂性などは感じられず、フルーティーさと旨みを兼ね備えた柔らかい飲み心地の辛口の仕上がりです。


フランス/ コート・デュ・ローヌ
ゲヴェルツトラミネール50%、ピノ・グリ50%