Adrien Dacquin Apremont '21

アドリアン・ダカン 
アンプルモン


【作り手について】
オーナーのアドリアン・ダカンは、祖父の代から続くブドウ栽培農家の家系で育った。
栽培農家とは言うが、当時の畑面積は1haと小さく、実際彼の祖父も父も当時は他の仕事を持ちながら兼業農家としてブドウをワイン農協に売っていた。
アドリアンは大学を卒業後、製図師として地図の製作会社に勤務する傍ら、週末や休日を利用し父親の畑仕事を手伝っていた。
2012年、彼が 30 歳を迎えた時に父親のジャケールを使って初めて個人消費用のワインを仕込み、それをきっかけにワインの世界にのめり込む。
2017年、父親が畑仕事の引退をほのめかしていた頃、アドリアンは剪定を学ぶ講習会で初めてジャン・イヴ・ペロンと出会った。
ジャン・イヴとその場で意気投合し、彼のワインづくりに感銘を受けたアドリアンは、父親を説得しブドウ販売をワイン農協からジャン・イヴに変え、それをきっかけに深い交流が始まった。
2018年、ジャン・イヴをきっかけにヴァンナチュールの世界を知った彼は、父親の引退を引き継ぐかたちで13年間働いた地図の会社を退職し、新たに 2.5ha の畑を取得して小さなドメーヌを立ち上げた。
彼は自分の性格を「生粋の Savoyard」(サヴォワイヤール:サヴォワで生まれ育った人)、つまり、物静かで人の意見には耳を傾けるが、一度「これだ!」と決めたことに関してはとても頑固と分析する。

【ワインについて】
サヴォワの白のフラッグシップ的なワインとして有名なアプルモン。
2021年はブドウが晩熟で、サヴォワ一帯が春の寒波やミルデュー、黒痘病の猛威に晒されたが、ジャケールは他のブドウ品種と比べて、1 株当たりのブドウの房が多かったことと、ボルドー液の散布のタイミングが良かったおかげもあり、40hL/ha と前年の当たり年並みに収量が取れた。
醸造は、前年同様に 600Lの卵型樹脂タンクとステンレスタンクで発酵熟成させ最後にアッサンブラージュし瓶詰めしている。
出来上がったワインはヴィヴィッドで、2021 年ミレジムの特徴である酸の際立った味わいに仕上がっている。
グレープフルーツのような爽やかな柑橘系の苦みと鋭くエッジの効いた酸、そして昔海の底だったグラニエ山の石灰質土壌から来る塩辛いミネラルが渾然一体となり口の中を勢いよくせり上がる。
昨今の温暖化の中、中々出会えない背筋のピンと伸びるような酸が魅力的なワインだ。


フランス/サヴォワ
ジャケール
販売価格 3,980円(税込4,378円)
在庫数
SOLD OUT

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