Matassa Rollaball '20

マタッサ
ローラーボール


【作り手について】
マタッサとはカタルーニャ語で「森」を意味する古語。
ピレネーの偉大なる自然に周囲を覆われたルーションのカルスに誕生した野心的プロジェクトがその発端となっています。
ワインメーカーであるトム・ルッブは南アフリカ育ちのニュージーランド人。
ワイン作りへの情熱に目覚めた彼が人生で劇的な出会いを果たした場所こそがカルスだったのです。
若き日のトムが3ヶ月の見習いとして職を得たのは当時代表銘柄「ムンタダ」で世界的スターワイナリーへと躍進していたドメーヌ・ゴービィ。
当主ジェラール・ゴービィの寵愛を受けたトムはその後3年に渡りビンテージに参加する事なるのですが、最終的には醸造責任者のポジションに昇りつめます。
更には人生最大のトロフィと言える、ジェラールの娘ナタリーと恋に落ち結婚する事になったのです。
名実共にルーション最高のスーパースターワインメーカーとなったトムですが、大きな後ろ盾に頼る事無くゼロからの挑戦を決意します。
それこそがマタッサなのです。
トムとナタリーが夫婦二人三脚で創造するワインの姿はより ストイツクでありつジェネラスで鮮明な輪郭を持つようになっています。
カタルー二ヤの至宝マタッサが見ぜる進化の可能性は、限界とは縁遠いものなのです。

【ワインについて】
Tom Lubbe【トム ルッブ】が作る初のロゼ。
Mourvedre/Carignanの50/50全房混醸。
此方も数年前にMatassaが手に入れた新しい畑で、樹齢40年から70年のゴブレが主体です。
3日-4日程度の短期マセラシオンを経てプレス。
ステンレスタンクで発酵、更に同じタンクで6ヶ月の熟成。
ライトでチャーミング、野イチゴやアセロラの味わいにタイムやラベンダーの香りがあり、フローラルです。
同時に「日陰」を感じさせるある種冷ややかな果汁感。
世間一般的にはロゼというとただ可愛らしいだけのハッピーな飲み物という印象が強いと思いますが、このロゼはハードボイルドな側面がありますね。
アーシーで、上質で軽い赤ワインとも言える仕上がりです。


フランス/ルーション
ムールヴェードル50%、カリニャン50%
販売価格 4,800円(税込5,280円)
在庫数
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