ドメーヌ・ビュロンフォッス　
クレマン・デュ・ジュラ


【作り手について】
ドメーヌ・ビュロンフォッスは最初奥様、ペギーが１人で立ち上げました。
2000年にこの地に到着し、移住を決意。
そして子供の為に自分達が自ら生産した物だけで生活しようと決意したのです。
4.40haに4種類のブドウ（プールサール、ピノノワール、シャルドネ、サヴァニャン）を植えはじめ、ピエール・オヴェルノワ氏の協力も得て、2015年にはトゥルソーの苗木も植えました。
品種それぞれ開花時期、実り収穫のタイミングが違う、そういう自然のリズムを感じる事の出来るブドウ畑と同じ敷地の中に牛を飼い、野菜を植え、自分達の食べる物と共存します。
畑の仕事は最低の事しかしません。
ケミカルな物は一切使用せず、有機でも余計な肥料を入れたり、畑を耕す事も最低限。
収穫は全て手で行います。
醸造方法は至ってシンプルで、醸造機械は出来るだけ新しい物を選びますが、方法は至って昔の方法、どちらかと言うと感覚的・昔の先人の経験的な作り方です。
そして少しずつ小さな家族だけで出来る範囲の中で増やしていったのです。
何とかワインで生活が出来る自信がついてきた時に夫のジャン・パスカルも農業学校の先生を辞め、自分達の畑１本に従事する事にしました。
彼は元々リヨンという大きな都市で生まれ育ったので、ペギーさんと出会い人生を変えられたと言ってました。
その言い方にも奥様への愛情や自然への尊敬の念を感じます。
フランスでも彼らのワインの人気は定着し、世界一美味しいと言われるレストランNomaでもオンリストされておりました。

【ワインについて】
17年は遅霜で大打撃でしたが、18年は収量には恵まれましたが暑く乾燥した夏のため、酸は弱く窒素成分不足で繊細な醸造期間となりました。
シャルドネをプレスしステンレスタンクで発酵後、ティラージュしました。
カプチーノのような細かい泡。
綺麗な黄金色、白桃や梨、スモーク香、ボリュームのある口あたりとぐっとくる果実の存在感、アフターの細部までしっかりと味わいが残ります。


フランス/ジュラ
シャルドネ