クアルティチェッロ
レ・モーレ


【ワインについて】
クアルティチェッロは2001年に当主ロベルト・マエストリが24歳の時にエミリア･ロマーニャ 州モンテッキオ・エミーリア地区の葡萄畑を購入して立ち上げられたワイナリー。
2001年だとまだ「自然派ワイン」とか「ビオワイン」などのワードは流行りではなかったでしょうが、ロベルトは祖父の昔ながらの化学薬品や添加物を使用しないワイン造りを見て育った影響からナチュラルなスタイルのワイン造りをしてきました。
ワイナリー設立当初から無農薬で畑に生まれた自然酵母のおかげでSo2やセレクション（培養）酵母を添加しなくともクアルティチェッロのワインは健全に力強く発酵してくれます。
設立されてからの20年間でそれぞれのワインは問題を乗り越えたり、 味わいの質感が変化し、クアルティチェッロのワインが明確に進化してきました。

【ワインについて】
葡萄の20％をアパッシメント。
ステンレスタンクで果皮とマセラシオンを21日間行い12ヶ月間熟成。温度管理無しでノンフィルター。
畑の上で一部自然乾燥させた葡萄を用いたマセラシオンタイプ。
エチケットに描かれているのは中世の城壁の形をした冠をかぶったフクロウ。
1000年代に北イタリアの広大な土地を治めていたマティルデ・ディ・カノッサ女伯へのオマージュです。
その領土の中心地が Quarticelloの地域でした。
実際に、レ・モーレに使用するブドウを栽培している畑は、カノッサ家のロッセーナ城が良く見える丘に位置しています。
多くのヴィンテージではダージリンなどの紅茶の香りが強いですが、今回のVTはジャスミンティーの香りがはっきりとあります。
とにかく香りが華やかで強く、優しくじんわりとした果実味が魅力。


イタリア/エミリア・ロマーニャ
マルヴァジア・ディ・カンディア・アロマティカ