アルド・ヴィオラ
クリミーソ


【作り手について】
現地のワインの記事の中には、彼の事を"自然派ワイン界のパブロ・ピカソ"と呼ぶ人もいる、個性むき出しの生産者です。
アレッサンドロ・ヴィオラは、彼の弟に当たります。（凄い兄弟だ！）
アルドという男と話して一番に印象に残ったワードは"エネルギー"という言葉です。
ワインや畑の話しをする時は目を思いっきり開いて強い口調で話します。
周りから見ると相当変わっている雰囲気が彼から滲み出ています。
でもワインはどこか穏やかで整ったような印象があり、決して難解ではない。
圧倒的なエネルギーと、そして説得力のあるワインなのです。

【ワインについて】
彼の畑は標高400mの高地にあり太陽燦々南の島の中で、大分涼やかな環境にあります。
彼のワインに共通する清涼感は、ここが由来。
ブドウに限らず、農作物を見る時、標高も一つ大事な要素です。
オレンジワインは、何かくどくて苦手。
そんな方にこそ、ぜひ知って頂きたい素晴らしい作り手です。
そして、オレンジワインは、マセラシオン（醸し）ファーメンテーション（発酵）したワインの事。
よくマセラシオン、マセラシオンと略されがちですが
マセラシオン・カルボニックや
マセラシオン・ア・ショーありますし
コールド・マセレーション、などなど。
ただマセラシオンだけでは、言葉足らずな感じも。　　
どうぞ間違いなく、お見知り置きを。
2020.05.29 Ryo


イタリア/シチリア
カタラット100％