マチュ・デュマルシェ　
ヴァン・ルージュ


【作り手について】
マチュ・デュマルシェ、彼はワインをつくるに当たり、⾃分⾃⾝にあるテーマを課す。
それは「エレガントなワイン」というテーマだ。
「南は北と⽐べて気温は⾼いし⽇照量が圧倒的に違う。放って置いてもブドウは熟す。だから南のブドウに⼤切なのは、糖分の⾼さよりもむしろ酸。北のワインづくりの逆の発想で試⾏錯誤していかないと、ただ単にアルコールの⾼い平坦なワインが出来上がってしまう…」
彼は⾃分のテーマがはっきりしているので、まわりから何を⾔われようと決して焦点はずれない。
ひたすらエレガントなワインを実現するために何をすべきかを考える。
ひとつのことを追求することで進化するマチュ・デュマルシェ。
「エレガントの追求なのにあえてなぜ南仏なのか︖」と彼に質問したら、こんな答えが返ってきた。
「なぜかって︖…それは個⼈的に寒いところが苦⼿だからさ！」

【ワインについて】
Vin Rougeは元はキュヴェVieilles Vignesでリリースしていたが、「これぞまさにローヌの赤ワイン！」というメッセージを強調するために名前を変更！
「ここは南ローヌなのに、2021 年のヴァン・ルージュはまるで北ローヌやブルゴーニュのようにエレガント」とマチュが言うように、アルコール度数14％を全く感じさせない超エレガントでフィネスのあるワインに仕上がった。
マチュ曰く「この年はたまたま冷涼な気候に恵まれ早くからベストな飲み頃に整っただけ。
他のミレジムも瓶熟を経ることで、同じような、いやそれ以上の感動を得られる！」と力説する。
とにかく、2021 年はマチュの持つ畑のテロワールとワインのポテンシャルが分かりやすく出た傑作であることは間違いない！


フランス/コート・デュ・ローヌ
シラー60%、グルナッシュ40%