Philippe Jambon Une Tranche Sudiste '18/'19

フィリップ・ジャンボン 
ユンヌ・トランシュ シュディスト


【作り手について】
「自然派ワインが大好きでたまらない」そんな熱い想いをほとばしらせ、情熱的に話し続ける姿が印象的なフィリップ・ジャンボン。
時に頑固なまでの真剣さでワイン造りに向き合う彼は、自然派の生産者仲間から愛着をこめて「自然派バカ」と呼ばれることも。
フィリップ・ジャンボンはかつて、スイスの名門レストラン「ジラルデ」にてソムリエの職に就いていました。
そこで、マルゴーやラフィットといったグランヴァンを口にし、それらが最高のワインであると考えていました。
しかしながら、ある時に口にしたグラムノンのワインをきっかけに、「自然派ワイン」の素晴らしさに心打たれたといいます。
そして、ついに1997年にボジョレー地区にて南向き斜面の樹齢の高い畑を手に入れ、自身のワインを造り始めたのです。
当初、手に入れた畑は僅か1haで、畑仕事や醸造に必要な器具を満足に用意することもできず、醸造所やセラーですら自宅の物置を改造してなんとかワインを造っていたという状況でした。
そんな彼も徐々に畑を買い足し、引越しを経て、満足いくワインを造るための環境を整えてきました。
現在、彼のセラーにはリリースを待つ(実験的に造られているキュヴェを含む)様々なワインが眠っています。
「どんなワインに育つかは、ワインだけが知っている。ある日ある時までに決まった味わいのワインを造ることはできないよ。」
そう言い放つまでに、十分な畑での仕事と丁寧な醸造を行っているのは言うまでもありません。

【ユンヌ・トランシュ シリーズについて】
フィリップ・ジャンボンが、彼を慕う若手や新たに挑戦する生産者を応援するスタイルで展開する「ユンヌ トランシュ」シリーズ。
当然ながら経験豊富なフィリップ本人のアドバイスをしっかり受け止めたワインたちなので、味わいは折り紙つき。
フィリップ・ジャンボンが自信を持ってリリースしています。
また、フィリップ・ジャンボン自身のワインは、何処までも深い探究心のため、数年に一度(オリンピック級)僅かなリリースという状況・・・
彼自身のワインを作り続けるための、大切な側面も持ち合わせています。

【ワインについて】
こちらの葡萄は長年フィリップと共にブドウ栽培、ワイン造りを行っているDenis Tardieux(ドゥニ・ タルデュー)が手掛けたもの。
ワインの安定の為、2018vtと2019vtをアッサンブラージュし、熟成させてからリリースされました。
ユンヌ・トランシュ・シリーズの中で異質とも言える南仏品種を使用したキュヴェ。
このキュヴェは「シンプルで皆で飲むナチュラルな100%ジュースの様なワインを造らないか?」とフィリップ ジャンボンから提案された事がきっかけとなり、誕生しました。
深みのある濃いルビー色の外観。
抜栓直後は還元していますが、次第にクリアになっていきます。酸のある赤系ベリーの果実さとカシスやブラックベリーの様な濃厚な果実がブレンドされたような複雑な果実の香りに、ほのかな土の香りが加わり、徐々に、ナッツやアールグレイ、カカオ、中近東系のスパイスなどの果実以外の要素が顔を覗かせ始め、さらに複雑さが増していきます。
味わいは、果実と酸のバランスが絶妙な仕上がりで、柔らかい果実と丸みがあるタンニンが特徴。
フレッシュな果実と美しい酸が素晴らしく、目の詰まった果実と相まって満足度の高いワインになっています。明るい酸が全体をまとめており、前ヴィンテージよりもスルスルと飲み進められます。
抜栓当日であれば問題なく飲み進めることが出来ますが、翌日はボトルによっては若干不安定になるため、当日中に飲みきる方が安心です。


フランス/ボージョレ
グルナッシュ85%、シラー15%
販売価格 3,540円(税込3,894円)
在庫数
SOLD OUT

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