Le Clos des Grillons Soleil 28 '20

ル・クロ・デ・グリヨン
ソレイユ


【作り手について】
ル・クロ・デ・グリヨンのニコラ・ルノーは「9歳のとき、シャトーヌフ・デュ・パプで行われた試飲会が全ての始まりでした。」と語りかけました。
大人が集い、ワインを囲んで社交するその輝かしい世界を子供ながらに体験し、知らぬ間にワインの魅力に誘惑されその虜になっていました。
しかし彼の家族や親戚にはワイン関係者などいるはずもなく、この世界に憧れを持ったまま時は流れていきました。
興味があった歴史と地理を学ぶのに集中し、教師の道を選びました。
しかしローマ時代の歴史や地形測量など、自然とワインへと繋がっていくものばかり・・・
大学の休みにカーブで働き、暇があれば醸造家を訪ね、自学でワインを学びアマチュア用の試飲コンクールに参加するなどワインを趣味として割り切っていたニコラですが、ある日、やはりワイン生産者になる夢を捨てきれずにいる自分に気付いてしまったのです。
2005年ついに第一歩を踏み出したニコラ。
教師を辞め、自分の知識、そしてコート・デュ・ローヌで友人になった生産者を頼りに、ワインの道へ進むことを決めました。
2006年3月、最も尊敬するジャン・ポール・ドメン(ドメーヌ・ヴィルランベール・ジュリアン)の下で働き始め、ラングロールらとの交流を深めていきました。
2007年、祖父から受け継いだ土地を売り、ロゼの銘醸地タヴェルから南西6kmに位置するロシュフォール・デュ・ガールに4.5haの畑を購入しました。
同年8月にはジャン・ポールの元を離れ自分のドメーヌを設立。
小さな区画にいくつもの品種が混じる「コンプランテ(混植)」といわれる畑は10年近く放置され野生化していたため「そんな畑を買うなんて頭がおかしいんじゃないのか」と何度となく言われたといいます。
ビオロジック栽培も昔ながらの地主さんたちには理解し難いようですが、「クレイジーだと思われても自分が正しいとおもうことはやり通す」とニコラは自分が選んだやり方を断固として変えず、ビオロジック栽培を貫き通しています。
多岐に渡る品種が渾然と鬩ぎ合う畑は43区画に分かれ、「品種によって熟すタイミングはもちろん違うけれど、ブドウの樹1本の中でも日の照りや風の抜け方が違う、まさにミクロクリマなんだ。だからブドウの個性ごとに収穫することができ自然とバランスが取れる」と言います。
そのためブドウがとても良い状態で収穫され、そのポテンシャルの高さがワインの味わいに反映されているのです。
地質学を極めたニコラならではの畑と真摯に向き合う職人気質。

【ワインについて】
謎の品種、ピカルダン。
シャトーヌフ・デュ・パプに使用出来る13品種の一つです、懐かしい。
ピタンガという果物があり、何となく名前も似ています。因果関係は、恐らく全くありません。
ただ同様に、アロマティックな果実の風味をたっぷりと感じます。
そこに半量入るヴィオニエが引き締め、なんと心地良いテイストなのでしょうか。
2023.01.27 Ryo


フランス/コート・デュ・ローヌ
ヴィオニエ50%、ピカルダン50%
販売価格 4,820円(税込5,302円)
在庫数
SOLD OUT

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