Vodopivec Vitovska T '13

ヴォドピーヴェッツ 
ヴィトフスカ ティー


【作り手について】
曲がったことが大嫌い、ワインに関する一切の妥協を拒否、労を惜しまず、リスクを恐れず、若さ(絶対的な経験の少なさ)を精細に観察することでカバー…Mr.ストイックです。
軽々しくこの言葉を使うのは嫌いですが、パオロはまさしく天才です。
狂気の沙汰ともいえるパオロの生き方、仕事に捧げる莫大な時間、労力を目にして、同じワインの生産者でも”俺には無理” と匙を投げ。
また別の作り手はパオロの畑を見て「僕が今までで見た畑の中でいっちばん素晴らしかった!
パオロが僕なんかよりも遥か先を見据えていることを見せつけられちゃった感じだよ。いや、本当に凄いよ!」と絶賛。
そして何と、理想とするセラー(カーヴ)も自信の手で作ってしまった。
そんな努力する天才が、パオロ・ヴォドピーヴェッツなのです。
だけどパオロは究極のヴィトフスカを見ずに人生を終えるだろうと言うのです。
なぜか?
ブドウ樹が大地深くに根を張り巡らせ、より多くのミネラルを吸収し、より深みのあるブドウを得られるようになるのには
まだ100年近くかかると言うのです!
パオロは毎日精細な日記をつけているそうで、そこにはその日の天候、彼のした仕事だけでなく、様々な考えが書かれていて、その日記はいつか自分のイズムを継承する人に出会った時、彼(彼女?)に渡すつもりなんだと。
自分が見ることのない究極のヴィトフスカ、日記…彼を強くさせているものは歴史、伝統を自分が造っているのだという矜持なのだと。

【ワインについて】
パオロ・ヴォドピーヴェッツは、いつも極上の世界を見せてくれる。
シャープで硬質的な印象の強いヴィトフスカだが、パオロの手に掛かれば驚くほどしなやかな味わいに。
まさに彼にしか表現出来ない、唯一無二の世界観。
(自分は良く、陳腐な表現かもしれないが、「彼のワインは宇宙」そう表現してます)

そんなパオロでさえ、究極のヴィトフスカを見ずに人生を終えるだろうと言うのです。
ワインとは、農業とは、自然とは、それほどに偉大で
未だ見ぬ宇宙が広がっているのでしょう。
TはテラコッタのTからきており、2011年からリリース。
2022.01.19 Ryo


イタリア/フリウリ=ヴェネツィア・ジューリア
ヴィトフスカ
販売価格 8,100円(税込8,910円)
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