DM. du Fort Manel Calvados 42° '16

ドメーヌ・デュ・フォール・マネル 
カルヴァドス


【作り手について】
ドメーヌ・デュ・フォール・マネルの歴史は古く、初代フレモンはフランス⾰命前に 80hLの⼟地を買い、りんご園と酪農を始め、シードル、カルヴァドスは1765年から作り始めている。
その時に使われていたプレス機は今でも現役で活躍しているとのこと。
それから5代に渡り⼀貫して酪農とシードル、カルヴァドス作りは受け継がれている。
5代⽬のジュリアン・フレモンに受け継がれてからは⼟地の⾯積を45haに落とし、酪農から⾷⽤⽜の家畜業に替えている。
シードル作りに関しては、炭酸ガス注⼊の安易な⽅法がもてはやされている中で、⼀貫して初代の伝統的なシードル作りを継承している。
彼の所有するリンゴ園は平均樹齢が80〜200 年、梨になると150〜200 年に及ぶ。

【カルヴァドスについて】
2015年のシードルを大樽でシュール・リーのまま1年熟成させ、単式蒸留で蒸留したアルコールを5年かけて樽熟したカルヴァドス。
(ちなみに、カルヴァドスのミレジムは、リンゴを収穫した年ではなく蒸留した年で換算する)
ジュリアン曰く、かつては父親と同じく連続式蒸留で最低10年以上樽熟させたクラシックなカルヴァドスを作っていたが、彼自身は熟成によってリンゴの風味が失われるコニャックのようなカルヴァドスがあまり好みではなかったそうだ。
2010年、リンゴの香りを生かすために AC Pay d’Auge の規格からは外れるが単式蒸留に変え、熟成もリンゴの風味を壊さないよう以前よりも短くし、フレッシュな味わいのカルヴァドスにチャレンジした。
奇しくもリンゴの香りが華やかなジュリアンのカルヴァドスは、パリのヴァンナチュールを扱うレストランで人気を博し、以降父親とは真逆の今のスタイルにたどり着いた。
今回は、味わいにコクを出すために熟成樽の材質を樫ではなくアカシアを使用し、さらにアルコールにまろやかさを与えるため 1 年ごとにスーティラージュをして樽を入れ替えた。
出来上がったカルヴァドスは香り高く、青梅やリンゴの爽やかな香りとアカシア樽の甘く香ばしい香りが重なり鼻をくすぐる。
味わいもアルコールから来る甘いまろやかさとスパイシーさが混在し、鼻に抜けるリンゴのフレーバーもとても心地よい。


フランス/ノルマンディ
香り立つ品種、旨みある品種11種類を全てアッサンブラージュ
販売価格 10,000円(税込11,000円)
在庫数
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