CH. de Beru Chablis Cote Aux Pretres Sans Soufre '20

シャトー・ド・ベル 
シャブリ コート・オー・プレトル サン・スフル


【作り手について】
シャトー・ド・ベルは、シャブリ東部の村人僅か60人の小さな村「BERU」にあり、400年の歴史を有するシャトーです。
このシャトーには、15世紀に作成された世界最古の日時計と暦が(現存するのはこちらと英国ケンブリッジの2つ)残されています。(現在でも使用可能なのはベル村の方だけで、1600年代からベル一族によって維持されています。
父親の代からワインを醸造しネゴシアンに販売していましたが、病のため栽培が出来なくなり近隣の栽培者に全ての畑を貸していました。
父が亡くなってから更に10年貸していた畑は、農薬と除草剤で雑草が生えないような状態となっていました。
現当主のアテナイス・ド・ベルは、2002年まで勤めていたパリの投資銀行を辞め、ボーヌの醸造学校を出るとサヴィニーレボーヌのシャンドン・ド・ブリアーユ(ビオディナミ栽培)で1年働き、自分が目指すビオロジックの基礎を作り上げます。
その後、最先端の技術を駆使してワインを造る南アフリカの生産者で1年研修。
発酵温度や酵母、亜硫酸の添加に至る多くのデータを頭に入れ、加えて機械に頼る醸造を習得したアテネは、「自然なワイン造りを実践しないと真のテロワールは表現できない」との結論を持ち帰ります。
2005年にシャトー・ド・ベルを引き継ぎ、現在は実験的に1haを馬で耕し、トラクターを使用した区画との違いを調査しています。

【ワインについて】
コート・オー・プレトルの区画の標高は310〜350mですが強い風が吹く丘に位置し、畑にいると7月でも体感温度的にかなり寒く感じます。
畑の表面は石灰の小石が散りばめられているように白く見えるほどですが、地中には土が多く、根からキンメリジャン土壌由来のミネラル感をしっかりと吸収し、また葡萄は小粒で凝縮し果実味豊かなスタイルとなります。
中程度の黄色。
安政柑や早生みかん、りんごやみかんのコンポート、パイナップルといった果実に、芳醇な蜂蜜や果実の蜜、白い花の優美なニュアンスが重なり、仄かに乳酸的な印象も感じられます。
さらに、火打石やナッツの薄皮を想わせる芳ばしさが調和します。
柑橘の爽やかさと溶け合う充実した果実味に、角の取れてたシャブリらしい凛とした酸が全体を引き締め、滑らかな口当たりで清らかに広がります。
やがて、乳酸的なまろやかさや蒸し栗のようなホクホクとした風味、ナッツのような芳ばしさが層を成し、味わいに深みと奥行きを与えます。
アフターには、パイナップルを想わせる風味がふわりと抜け、チャーミングな余韻を残します。


フランス/ブルゴーニュ
シャルドネ
販売価格 9,000円(税込9,900円)
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