Barranco Oscuro V de Valenzuela '22

バランコ・オスクーロ 
レドネーロ


【作り手について】
スペインにおけるナチュラルワイン生産の先駆者であるマヌエル・ヴァレンズエラは、大都会を離れ田舎で暮らしたいという一心で、1979年に家族とともにコルティホ・バランコ・オスクーロに移り住み、100年前のワイン造りを再開しました。
当初から常に、化学薬品に頼らない農業を実践してきた彼は、今日では有機農業を実践する者たちの指針となっています。
彼はアンダルシアにおける赤ワイン造りのパイオニアですが、土着の白ブドウ品種ヴィヒリエガを回復させ、アンダルシア初のカヴァを生産したのも彼です。
マヌエルの息子ロレンツォも子供の頃から常にブドウ畑とワイナリーに携わってきましたが、2003年からは本格的にワイン造りに参画、妻のルイーザもワインのディストリビューターとして彼らをサポートしています。
シエラネバダ山脈と地中海の間に位置する彼らの畑は、標高1200m-1368mという高地に位置し、ヨーロッパで最も標高の高い自然栽培のブドウ畑です。
土壌は粘板岩質で、石が多く非常に痩せています。
地中海性気候のこの土地では、雨が少ないため(年間200〜400mm)収量は低いが力強く凝縮したブドウが生まれます。
畑では農薬に頼らないブドウ栽培が可能となり、醸造のいかなる過程でも酸化防止剤無添加。
12haの畑で30種類以上のブドウを育て、20種類以上のワインを生産。
平均年間生産量は3万本。
ワイナリー&畑が原産地呼称地域外にあるため、ラベルにヴィンテージやブドウ品種を明記することができず、代わりにブドウ品種を彷彿とさせるようなワイン名が付いています。

【ワインについて】
標高1300m〜1350m程にある自社畑で、非常に痩せて粘板岩片岩土壌に植えられているヴィヒリエガのみを使用したスティルワイプ。
ブドウをダイレクトプレスした後、ステンレスタンクにて1か月程の醸し醗酵を行う。
澱引き後、樽の中で1年間熟成期間を取ってからボトリングさせれる。
古くからシェリー用のブドウを栽培していた土地ではあるが、彼らのワイナリー&畑のあるゾーンには原産地呼称がないため生産地域(地方)、ブドウ品種、ヴィンテージというワインにとって3大情報をラベルに表記することがが叶わず。
そんな不条理なワイン法に対する前当主マヌエルの抗議のメッセージがラベルには色濃く反映されている。
下記エチケットから。
ラベルに大きく描かれているV(=ヴィヒリエガの意味)の下には、英語で“自由!”“永遠に!”と。
そして右側には、「マヌエル・ヴァレンズエラは、1983年に土着品種である“V”の復活/復興をはじめることにした」という文章。
そしてラベル下部には「(生長が)旺盛な、(収量的に)寛大、(原産地呼称的に)不適合者、(病害虫に)耐性がある、不屈の、並外れた、素晴らしい、土着」と綴られている。


スペイン/アンダルシア
ヴィヒリエガ
販売価格 4,700円(税込5,170円)
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