【お一人様1本まで】Case Corini Bricco '21

カーゼ・コリーニ
ブリッコ


【ワインについて】
ロレンツォ・コリーニは大量のエネルギー消費を伴う現代の大規模な農業に対して異を唱え、”持続可能な” 農業の重要性を地質学を専門とする学者の立場から説き、その証明の場として、家業でもあったブドウ栽培とワイン造りを行っているのです。
彼が良く使う言葉に”Sostenibile(持続可能)”というのがあるのですが、いい言葉だと、いつも感心してしまいます。
畑でもセラーでも “ないない尽くし” の感のあるロレンツォ、”絶対やらないんだ!” という感じに肩をいからせてやっていないのではなく、論理的な観点から “やらないこと自体が理にかなっている” と判断しやっていないように見受けられます。
先人の教えの中にとても深い含蓄があることを経験から学び、そこに科学的な裏づけも取っているのです。
人の手をできるだけ加えずにという考え方で造られているのにもかかわらず、恐ろしく個性的であり文化的なロレンツォのワイン。
高度な文明社会が、傲慢な意気込みをもって造る無個性であり非文化的なワイン。
人が人らしく生きていても、自然と折り合いがつく点はあるが、多くの利害が絡むところでは折り合いはつかない、ということなのでしょう。
彼のワインを愛してやまないのは、この様なことにも気づかせてくれたからではないかと思います。
そして、少しでも多くの人が彼のワインの中にある答えに気づいてくれる事を願います。

【ワインについて】
ロレンツォの実験場的畑だったブリッコ。
アキッレやバルラと比べると、ブリッコは非常に小さな区画で、ところどころ死んでしまった樹もあって、長らく歯抜けのままの状態だったこともあり、結果としてごく少量の生産量しかなかったのですが、グイードがカーゼ・コリーニに参画してから精力的に進めていた歯抜けの部分への苗植えも完了、それらのブドウもようやく生産態勢に入ってきたようです。
ネッビオーロを中心に植えたこともあり、かつてのブリッコが持ち合わせていたアグレッシブなタンニンは影を潜め、とてもエレガントなワインへと変貌を遂げた気がします。


イタリア/ピエモンテ
バルベーラ主体、様々な土着品種
販売価格 13,000円(税込14,300円)
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