CH. de Beru Chablis Terroirs de Beru '22

シャトー・ド・ベル 
シャブリ テロワール・ド・ベル


【作り手について】
シャトー・ド・ベルは、シャブリ東部の村人僅か60人の小さな村「BERU」にあり、400年の歴史を有するシャトーです。
このシャトーには、15世紀に作成された世界最古の日時計と暦が(現存するのはこちらと英国ケンブリッジの2つ)残されています。(現在でも使用可能なのはベル村の方だけで、1600年代からベル一族によって維持されています。
父親の代からワインを醸造しネゴシアンに販売していましたが、病のため栽培が出来なくなり近隣の栽培者に全ての畑を貸していました。
父が亡くなってから更に10年貸していた畑は、農薬と除草剤で雑草が生えないような状態となっていました。
現当主のアテナイス・ド・ベルは、2002年まで勤めていたパリの投資銀行を辞め、ボーヌの醸造学校を出るとサヴィニーレボーヌのシャンドン・ド・ブリアーユ(ビオディナミ栽培)で1年働き、自分が目指すビオロジックの基礎を作り上げます。
その後、最先端の技術を駆使してワインを造る南アフリカの生産者で1年研修。
発酵温度や酵母、亜硫酸の添加に至る多くのデータを頭に入れ、加えて機械に頼る醸造を習得したアテネは、「自然なワイン造りを実践しないと真のテロワールは表現できない」との結論を持ち帰ります。
2005年にシャトー・ド・ベルを引き継ぎ、現在は実験的に1haを馬で耕し、トラクターを使用した区画との違いを調査しています。

【ワインについて】
ベル村の標高は約350mと冷涼なシャブリの中でもかなり寒い部類に入り、日夜の寒暖差はシャブリ最大といわれています。
全区画のブレンド。中程度の黄色。
新鮮なりんごや桃、パイナップル、安政柑、温州みかんに、りんごのコンポートや蜂蜜の充実感、火打石のニュアンスが加わります。
口に含むと角の取れた円みのある口あたりと滑らかなテクスチャーで、雑味がなく透明感のある印象で流れるように沁み渡ります。
清らかでありながら、地中から吸い上げた様々な要素が伝わってくるかのように、複雑性や充実感、旨味が感じられます。
張りのある酸が芳醇な果実味を支えつつ、放射線状に広がり口中を満たします。シャブリらしいシャープな様子を持ちながらも、次第に豊かな果実の風味に仄かにナッツの芳ばしさ、乳酸的なまろやかさ、蜂蜜の風味が重なり、余韻にはほどよいリッチ感が長く残ります。


フランス/ブルゴーニュ
シャルドネ
販売価格 6,900円(税込7,590円)
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