Le Petit Domaine de Gimios Rouge de Causse '23

ル・プティ・ドメーヌ・ド・ジミオ 
ルージュ・ド・コース


【作り手について】
アン・マリー・ラヴェイスと息子のピエールで 4.5ha の畑を管理している。
赤白共に品種はサンソー、アリカント、テレット、ミュスカ・プティ・グレンなど土着のもののみで、ほとんどのブドウの樹が100年を超えている。
彼女のブドウ畑のまわりには隣接する畑が無く、ビオディナミを実践するには格好のシチュエーションである。
フルーツ菜園農家だった経験を活かし、ブドウの樹ひとつひとつの観察には特に注意を払う。
草花との共存バランスを考え、土起こし一切しない。
ブドウ畑に散布するものはイラクサ等畑のまわりに生えている野生のハーブを煎じたものだけで、ボルドー液すら「畑には害」と撒くことはない・・・
それでいて、ブドウの病気にありがちなオイディオム等の病気がほとんど見られないという。
「何も特別なことはしていない。しなくてもブドウにきちんと耳を傾けるとこのようなワインができるんだよ。」と彼女はウィンクした。
自然を観察すること・・・
彼女のビオディナミ農法を学びに、遠方からはるばる視察に訪れるワイン生産者たちが後を絶たないが、彼女は彼らにも「自然を察すること」の重要性しか説かないそうだ。
「マジックではない。何がどの時点で必要かは、観察することでよく見えてくる。」
彼女に本やマニュアルではないビオディナミの原点を垣間見た。

【ワインについて】
ラングドックに現存する最も古い土着畑のひとつと言っても過言ではないルージュ・ド・コース。
樹齢はすでに160年を超えているが、今でも衰えることなくブドウを量産し続けているから本当に驚きだ。
このルージュ・ド・コースもピエールの自信作!
2023年は、ルージュ・フリュイ同様に夏の猛暑にあったが水不足の心配はなかった。発酵も順調。
出来上がったワインは、果実味が艶やかでまろやかなコクのある落ち着いた味わいに仕上がっている。
まるでヴィエーユ・ヴィーニュの凝縮したピュアなエキスとタンニンだけを抽出したような上品さとフィネスがあり、アフターに感じる優しいタンニンの収斂味はワインの長熟を予感させる。
2013年に畑交換した当時の粗野な面影は一切なく、今やエレガントさもルージュ・フリュイと肩を並べるレベルだ。


フランス/ラングドック・ルーション
アリカント、アラモン、グルナッシュ、カリニャン、テレット、リヴラン、ギュイサスなど
販売価格 6,000円(税込6,600円)
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