Val Frison Blanc de Blancs Lalore NV

ヴァル・フリゾン
ブラン・ド・ブラン ラロワ


【作り手について】
ヴァレリー・フリゾンは、「伝統的な」シャンパーニュのヒエラルキーの中心地からはやや離れた、シャンパーニュ地方の南オーブ県のヴィレ・シュール・アルス村に拠点をかまえる造り手です。
この地域には、自由な発想とリスクを厭わない果敢な挑戦をする新世代のシャンパーュ生産者がひしめき合っており、その力強いムーブメントを牽引しているのがヴェット・エ・ソルベのベルトラン・ゴトロ氏であることは間違いありません。
先駆者としての彼の存在だけでなく、新たに挑戦しようとする造り手たちをサポートするゴトロ氏によって、従来は協同組合にブドウを販売するだけであった栽培家が、代替わりなどを機に自らのワインを手がけるようになります。
ヴァレリー・フリゾンもそんなゴトロ氏にインスパイアされて誕生した造り手のひとつです。
1997年に家族の所有していた畑を引き継ぐことから始まったこのメゾンは、従来からの協同組合へのブドウ販売を継続しつつ2000年代の前半頃から栽培方法をビオロジックに転換していきます。
そして2007年に収穫したブドウからは、わずか4000本ではありましたが自分たち自身の手によってはじめてのワインを生み出しました。
しかしこの時点ではまだ十分な醸造設備を持っていなかった彼女たちをサポートしてくれたのは、友人であったヴェット・エ・ソルベのベルトラン・ゴトロ氏。
この記念すべき初ヴィンテージは、ゴトロ氏のセラーや設備を借りて造られ、シャンパーニュに誠実で野心的な生産者がまたひとつ生まれたのでした。
現在ワイン造りを担うのはヴァレリー・フリゾン。
人当たりが柔らかく、優しい笑顔がチャーミングな彼女ですが、ひとたび畑に立ちワインに関して語りはじめると彼女の芯の強さを感じることになります。
穏やかな人柄のヴァレリーは一見すると情熱を強く表に出すタイプではありません。
しかしその実は、深い洞察と強い信念を内に秘めており、ワインの本質やバランスの探求に深く深く向き合っています。
その彼女が見つめる先にあるのは「シャンパーニュとしての調和」。
ピュアなブドウの栽培、ピュアなワインの醸造を通じてこの理想の実現に努めています。

【ワインについて】
薄く緑掛かった麦わら色の外観からはエレガントで優しい白い花やトースト香が立ち上り、オーブの特徴である密度の濃い熟度に、キンメリッジ土壌シャルドネに由来するフィネスを感じられます。
味わいはシルキーでなめらか、酸やミネラルも柔らかく感じられます。


フランス/シャンパーニュ
シャルドネ
販売価格 10,000円(税込11,000円)
在庫数
SOLD OUT

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