ドメーヌ・ジュリアン・メイエー　
メール・エ・コキヤージュ


【作り手について】
2016年、現当主パトリック・メイエー自身の話を聞く機会に恵まれました。
多くの生産者は「自分のワインはこう言う場所で、こう言う土壌で、こう言う想いで作っている」と話をするのですが、パトリックはそうではなく、こんな話出しだったと記憶しています。
「人生とは道である。自分が日々歩んで行く後に道は出来上がっていく。
間違えたって、踏み外したって良い。また正しい道に戻れば良いのだ。
そうして道は出来上がっていく。」
まるで哲学者の様なジュリアン・メイエーのワイン、機会があれば是非知って頂きたい特別な作り手です。

【ワインについて】
「海と貝」と名付けられたキュヴェ。
パトリック・メイエーに共通する、程よい塩味とミネラル感。
まさにそう言ったお料理（牡蠣が食べたくなる）とは、抜群の相性を誇ります。

実は大昔は海底で、そこが隆起して出来たのがアルザス地方。
山のワインと思いきや、海の味がするのはそこが由来。
ちなみに隆起後、中央部が陥没して出来たのがライン川。

「アルザスのテロワールは、モザイクの様だ」
そう言われています。
他には無い、独自の個性を持った産地なのです。

自分でワイン作りをする機会に恵まれるならば
この様なワインを是非作ってみたいと強く希望するのですが
それにはアルザスでブドウ栽培をする所から、始めなければならないのかもしれませんね。
2021.10.16 Ryo


フランス/アルザス
シルヴァネール主体、リースリング