ラ・カステッラーダ
ビアンコ・デッラ・カステッラーダ


【作り手について】
ラ・カステッラーダのニコロ・ベンサ(通称ニーコ)は知識の宝庫にして、自分のワインにも他人のワインにも非常にシニカルで、だけど彼なりのブレない審美眼を持ち合わせていて、そしてお茶目。
非常に礼儀正しく、理知的で論理的に物を説明することにも長けているが、いちど熱くなると止まらないニーコ。
常に白か黒というようなラディカルな選択をしてきたグラヴネルやラディコンに対し、ニーコというよりもラ・カステッラーダというワイナリーは、牛歩戦術とでもいうのか、小さく確実にひとつひとつ歩を進めてきた観があります。
ニーコ自身、自分のワインにはエレガンスを求める傾向があり、ラディコンのように野性味溢れるワインを個人的には認めつつ(好んで飲みつつ)も自分のスタイルではないと考え、なおかつカステッラーダのワインを毎年買うお客さんが彼らのワインに期待イメージするものから大きく逸脱したものは造るべきではないという、プロとしての矜持みたいなものも持っているように感じます。

【ワインについて】
2年前に現地訪問したワイナリー。
初めて飲んだ時から感動して、訪問するまでにワクワクしすぎて高熱が出て
現地で試飲、そして夕食も作っていただいたのにも関わらずフラフラでほとんど飲めず食べずでした、、笑
その時、とても優しくしていただいたのは忘れられません。
その優しさと味わいはワインに現れています！
様々なキュヴェがありますが、一番バランスの良いこのキュヴェが大好きです。


イタリア/フリウリ＝ヴェネツィア・ジューリア
ピノ・グリージョ、シャルドネ、ソーヴィニョン、フリウラーノ