ジェラール・デスクランブ　
シャトー・ルネッサンス　ボルドー・シュペリウール


【作り手について】
気取りのない気さくないいオッチャ、ジェラール・デスクランブはそんな人。
元オーナーであるジェラールの⽗親は、ボルドーではかなり珍しく、1950 年代の近代農業の流れに真っ向から反する姿勢で頑なにビオロジックを続けていた。
実はジェラールは肥料の会社に働いていた事があり、彼は化学肥料に頼るブドウ農家の危うさを肌で感じていた。「化学肥料はブドウの収量を上げるのには効率的で、ブドウの⾒た⽬もイキイキと成⻑しているように⾒えるので、⼀⾒優れているように思えるが、実際、それに頼ってしまうブドウの樹はますます体質そのものを弱めていく。そ
れは確かなことだ」そう断言する。
頭でっかち、ブランド志向のボルドーワインの生産者に一石を投じ、「もっと気軽に、美味しいボルドーワインを楽しんで欲しい」というジェラールの思いが、独特なエチケットに込められています。

【ワインについて】
ミュール、カシス、スミレ、バラの花弁、甘草、黒胡椒、コーヒー、クラッカーの香り。
ワインは艶やかかつフレッシュでジューシーな果実味がみずみずしく、繊細なタンニンとスパイシーで心地よい苦みが味わいにアクセントを与える。
実は軽い熟成感も出始めていて、「ボルドーワインって美味しかったんだ」と再認識出来る1本。
Ryo


フランス/ボルドー
メルロー85%、 カベルネ・ソーヴィニヨン15%