アンドレア・チェルヴィーニ　
ヴィーノ・デル・ポッジョ　ロッソ


【作り手について】
アンドレア・チェルヴィーニはエミリアのピアチェンツァの造り手。
当主のアンドレアは二人の娘のパパ(美人姉妹)です。
パパはちょっとマイペースなので、年頃の娘たちや奥さんから少しきつく突っ込まれるお父さんたちにとっては試練の時期。
そんな中でアンドレアは自身の信念に基づいたワイン造りを行う頑固親父でもあります。
彼のワインは自然な農法、醸造を徹底しており亜硫酸、温度管理も一切使用しないのでかなり攻めた勢いのある味わい。
そうした造りでしか生み出せないエネルギーを前面に打ち出しています。
正直器用なタイプではないのでワインにも彼の不器用な雰囲気が溶け込んでいます。
ただそのある種野暮ったい美味しさが、他の造り手と異なる魅力になっていると思います。

【ワインについて】
バルべーラ100％の彼らのベースラインとなる赤ワイン。
ステンレスタンク内で自然酵母による発酵、マセラシオンは2ヶ月間と赤ワインも長い期間行います。
アンドレアの中では一番シンプルなワインという位置づけですが、本当に自然で格別な美味しさ。
口の中で喜びを感じさせる珠玉のバルべーラです。
はっきりと主張するが重くない果実味といきいきとした酸味。味わいを締めるタンニンも好印象な質感。
本当に素朴でシンプルなのに飲み手を満足させる抜群の自然な美味しさ。
そしてこの程良い熟成感も合わさり、複雑な表情も次々と出てきます。


イタリア/エミリア・ロマーニャ
バルベーラ