Laurent Saillard La Valse Rose '22

ローラン・サイヤール 
ラ・ヴァルス ロゼ


【作り手について】
寡黙で冷静、きつい仕事も⽂句ひとつ⾔わずに黙々とこなす、まるで武⼠のような⼼を持つローラン・サイヤール。
彼のモットーは「感性を⽣かしたシンプルで美しい仕事」。性格的に投げやりなことが嫌いというローランは、⼀度仕事を始めると最後まで黙々と丁寧に作業をこなしていく。
彼の仕事の姿勢は他の仲間内でも定評があり、ワイン⽣産者としては新⼈ながら、多くのビニョロンから絶⼤な信頼を得ている。
彼は、レストラン時代シェフではなかったが、週に1回⾃らがメニューを決めていたこともあり料理の腕が⾮常に⻑けている。
特に和⾵のテイストを取り⼊れた素材の味わいを最⼤限に⽣かすシンプルな料理はプロ顔負けのセンスがある。

【ワインについて】
ロゼの辛口が大好きなローラン。
だが、実際市場では白や赤に比べるとどうしても格下に見られてしまいがち…。
そのロゼのイメージを白ワインと同等のレベルにまで引き上げようと彼が今力を入れているのがこのラ・ヴァルスだ。
彼曰く「ロゼが白ワインに及ばないと思われているのは酸。酸を白並みに確保しようとして赤品種のブドウを極端に早摘みすると味わいが青臭くなる。反対に収穫を待ちすぎたり、または下手な造り手がセニエで仕込むと、今度は白とも赤ともどっちともつかずのいわゆる世間のイメージ通り、味のぼやけた中途半端なロゼで終わることが多い」と。
そこで、彼が注目したのはカプリアードのロゼペティアン。
スティルワインではないが、白のペティアンと同じくらい酸を残しながら味わいに青さのない彼らのロゼペティアンに感銘を受け、彼らからロゼの本質を色々と吸収したそうだ。
「最終的に彼らから学んだのは品種のアッサンブラージュと厳格な収穫のタイミング。例えばロワールのベジタブルな青さの代表品種であるカベルネ、でも実はカベルネは昔からアンジュでロゼにされてきただけあり、多少未熟でもダイレクトプレスであれば青さが出ずに酸を確保できるロゼに適した品種であったり、また、ブドウのフェノールの熟すタイミングと味わいのバランスがロゼは白や赤よりも厳格で、実はロゼは片手間でつくるようなワインではなく非常にセンスを要する難しいワインだということも彼らから学んだ」と彼は熱く語った。
さらに、ロゼのダイレクトプレスにある苦みに近いエグミは、1 日ブドウを冷蔵庫で置くことである程度収まることを彼は自らの経験則から学び今に応用しているそうだ。
これだけローランのエネルギーが注がれたロゼ…
確かにローランが言う通り、「本気でつくるロゼは白をも勝る!」という意味が良く分かるようなエレガントなロゼに仕上がっている!
余韻に微かに感じるカベルネの風味やミネラルの滋味深い味わいがまた日本料理とよく合いそうな、ローラン節の効いた最高のロゼだ。



フランス/ロワール
ガメイ25%、ピノ・ドニス25%、カベルネ・フラン25%、カベルネ・ソーヴィニヨン25%
販売価格 4,720円(税込5,192円)
在庫数
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