DM. du Fort Manel Calvados 43° '17

ドメーヌ・デュ・フォール・マネル 
カルヴァドス


【作り手について】
ドメーヌ・デュ・フォール・マネルの歴史は古く、初代フレモンはフランス⾰命前に 80hLの⼟地を買い、りんご園と酪農を始め、シードル、カルヴァドスは1765年から作り始めている。
その時に使われていたプレス機は今でも現役で活躍しているとのこと。
それから5代に渡り⼀貫して酪農とシードル、カルヴァドス作りは受け継がれている。
5代⽬のジュリアン・フレモンに受け継がれてからは⼟地の⾯積を45haに落とし、酪農から⾷⽤⽜の家畜業に替えている。
シードル作りに関しては、炭酸ガス注⼊の安易な⽅法がもてはやされている中で、⼀貫して初代の伝統的なシードル作りを継承している。
彼の所有するリンゴ園は平均樹齢が80〜200 年、梨になると150〜200 年に及ぶ。

【カルヴァドスについて】
前回リリースしたカルヴァドス 42° 2016 と同じく、2015年に収穫したリンゴからできたシードルを蒸留してカルヴァドスに仕上げている。
カルヴァドスのミレジムは、リンゴを収穫した年ではなく蒸留した年で換算し、今回リリースのものは2017年に蒸留されている。
2016との大きな違いは、シードルの大樽での熟成期間が2016 よりも 1 年長いこと。
2つのカルヴァドスのスタイルは異なり、2016 はフレッシュさとフルーティーさを生かした今風のスタイルに対し、今回リリースする2017は、ジュリアンの父親がかつて行っていたシュール・リーの期間を長く取り、旨味をしっかりと引き出す昔ながらのスタイルに仕上げているとのこと。
ジュリアン曰く、2017のような長期シュール・リーのスタイルは、シードルの澱に接する期間が長い分、蒸留した時の香りと旨味の乗りが違うとのこと。
ちなみに、かつては蒸留前のシードルを大樽で2〜3年熟成させるのが当たり前だったそうだ。
だが、シードルが澱に触れる期間が長ければ長いほどメタノールの数値が上がりやすいというリスクがあり、今はほとんど長期のシュール・リー熟成は行われていないようだ。
また、彼曰く、今回たまたま樽の入れ替えサイクルが2017年に重なったため、例年よりも新樽の比率が高く、味わいに樽の風味が反映されているとのこと。
確かにジュリアンの言う通り、香りに樽を感じるが、その樽香をも覆いかぶさるように熟したリンゴの華やかな香りが重なり絶妙な塩梅に収まっている。
味わいも深く広がりがあり、アルコールのふくよかな甘みが長く余韻に残る。
2016 のようなフレッシュなスタイルではないが、これはこれでブランデーのような深みがあり面白い。


フランス/ノルマンディ
香り立つ品種、旨みある品種11種類を全てアッサンブラージュ
販売価格 11,500円(税込12,650円)
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