Pacina Cerretina '18

パーチナ 
チェレッティーナ


【作り手について】
パーチナのステーファノとジョヴァンナ夫妻。
パーチナは900年代には修道院だったところで、シエナに住んでいたジョヴァンナの曾祖父が屋敷を含む60ヘクタールにも及ぶ地所を購入したのがはじまり。
キャンティの某有名ワイナリーで醸造家として働いていたミラノ出身のステーファノは、当時同僚を介してジョヴァンナと知り合い、2人はのちに結婚します。
その後、別の大手ワイナリーで醸造部門の責任者として働いていましたが、経営体質に嫌気が差し、このワイナリーを去ることにします。
パーチナで行われている農業とはというと、環境問題やエコシステムについて研究する学者で、Legambienteという環境保護団体の創始者の1人でもあったジョヴァンナの父は、かつては普通に行われてきた農業形態の重要性を説き、それをパーチナでも実践します。
森を残し、耕作地全てをブドウやオリーヴ畑にするのではなく、穀物など様々な作物を育てることでパーチナという地所内でのモノカルチャーを避け、広大な土地を利用して常に休閑地を設けることで、地力の回復を図り…
つまり、ブドウ畑だったところを数年、もしくは数十年は休閑地もしくは他の作物用の畑として利用した後に、再びブドウ畑として以降数十年は利用して、また休閑地にして…ということをやっているというのです。
それは、1000年以上前に修道院ができ、周りを開墾して畑を作った時から全く変わらない考え方で、農業を行っているということになります。

【ワインについて】
元々は、自家用に少量瓶詰めしてた、高樹齢トレッビアーノ、マルヴァージアから作られる白ワインだったらしい。
約1週間程の醸しを行っているために、色調は琥珀色。
今流行の、オレンジワイン!
香りは少しツンとした香りがありますが、少し空気に触れさせると、少しずつ開いてくる。
ミネラル感、シャープな酸味を感じる。
そこまで気にならないが、酵母感もある。
次の日はマメが出そうだなーと思ったが、温度を低くして飲むと、ギリギリ感じない程度だった。
温度が上がるとマメ。
ポテンシャルはあるワインだと思う。
半年でも寝かせると変わりそう。
もちろん、可能なら、もっと寝かして欲しい。
2020.01.29 Iori


イタリア/トスカーナ
トレッビアーノ、マルヴァジーア
販売価格 3,880円(税込4,268円)
在庫数
SOLD OUT

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